立つ鳥跡を濁さずということわざにもあるように、
今までの住まいはできるかぎり綺麗にしてから、引越ししたいものです。
綺麗にすることで、精神的にも気持ちがよいですし、
なるべくお部屋の現状回復を心がけることで、敷金の返金にも差が出るでしょう。
そこで、引越し時にこれだけはやっておきたい掃除と、
あると便利な掃除グッズをご紹介したいと思います。
1.台所
落ちない油汚れはある程度仕方のないも。
ただしあまりにも酷い状態のまま放置することは避けましょう。
掃除には、市販の油汚れ専用の薬品の使用も便利ですが、
環境にも体にも優しい重曹がお勧め。
ガスコンロやシンクは水で溶いた重曹を使って、
着古した衣類、スポンジなどを利用して磨きます。
古い歯ブラシなどキワまで磨ける物があると良いでしょう。
排水溝は重曹を撒いてしばらく放置してから磨けば、
こびりついた汚れが剥がれやすくなります。
臭いが気になるときは消臭効果のあるクエン酸がお勧めです。
100円均一でも販売されていますが、面倒な場合はお酢で代用できますよ。
2.換気扇
綺麗になるまで時間がかかるので、他の掃除や用事と同時進行しましょう。
手で外せるものは解体し、古新聞などで軽く拭き取ります。
その後全体に小麦粉をかけて30分程度放置し、
シンクやバケツに重曹水を準備し、部品を浸け置き。
しばらく時間をおくと油汚れが取れていきますよ。
3.壁
薄めた家庭用中性洗剤で拭き取る方法、
メラミンスポンジでこする方法、クレンザーで磨く方法などがあります。
ゴシゴシ力を入れすぎると、壁紙が剥がれる可能性があるため優しく行いましょう。
また、掃除を頑張りすぎるとそうでない所との差が激しくなる場合も。
4.窓やベランダ
ベランダには風で土ぼこりやゴミが運ばれ、たくさん落ちていることがあります。
ほうきやちりとりで集めて、排水溝のつまりがないことを確認しておきましょう。
窓の掃除には新聞紙の利用が大変便利です。
バケツに水を入れて、手に収まる程度に丸めた新聞紙を何枚か用意しておき、
軽く湿らせます。
上から順番に拭き取り、仕上げに湿らせていない新聞紙で乾拭きすると、
薬品を使わなくてもピカピカに。
乾拭きのときは、少しだけ窓に水分が残っていることがポイントです。
タオルで磨くよりも水垢が付かずに綺麗になりますよ。